何気ない気持ちで全校生徒30人の小学校へ5日間転校

東京都大田区の小学校に通っている鈴木啓大朗です。今は５年生で、野球をやっています。友達とゲームをすることが好きです。お母さんが仕事の都合で和歌山市に行くことがよくありました。８月ごろ、お母さんから「和歌山市の小学校に少しだけ通ってみる？」って言われて、最初はあんまり意味がわからなかったんですが、話を聞いてみると知らないところの学校に通えることはとてもおもしろそうだったので「別にいいよー」って返事をしたような気がします。

4歳のころに和歌山県の白浜に行ったことはあったみたいですが、和歌山市に行くことは初めてでした。和歌山は関西にあるので、和歌山に行くまでは少し関西弁が怖いイメージがありました。

10月9日の日曜日に和歌山市に行きました。日曜日の朝に羽田空港から関西国際空港まで飛行機で行きました。飛行機に乗っているときは、ワクワクした気持ちと少しだけ緊張した気持ちでした。関西国際空港からはレンタカーで和歌山市に行きました。

僕は和歌山市の雑賀崎という地域に行きました。雑賀崎は海が目の前に広がっていて、魚をとる船がたくさんならんでいました。いつも暮らしている東京ではみたことがない景色でした。とてもきれいでした。

日曜日は、雑賀崎のまちあるきをした後に、マリーナシティにお母さんと行きました。マリーナシティではジェットコースターやウォータースライダーに乗ったり、花火を見たりしました。とても楽しい場所なのに、乗り物も５分ぐらいならぶだけで乗れて、得をした気分でした。

東京の当たり前が和歌山市では違った

東京では公園が狭いのでキャッチボールができないけど、和歌山市にはキャッチボールができる場所がありました。公園でキャッチボールができたのはびっくりしたし、嬉しかったです。

雑賀崎小学校には、近くに住んでいる５年生が迎えに来てくれて、一緒に集合場所まで行きました。集合場所まで校長先生が迎えに来てくれました。雑賀崎小学校は全校生徒３０人ぐらいの学校です。小学校についてから自己紹介をするときは少し緊張しました。雑賀崎小学校のみんなはすごく優しくて、１日目に友達ができました。

僕は東京の小学校では、先生にうるさいってよく注意される方なんですが、雑賀崎小学校の友だちはみんな賑やかで、居心地がとても良かったです。

僕が通っている東京の小学校は１クラス３０人ぐらいいるのですが、雑賀崎小学校は５年生６年生が同じクラスで、５年生６年生合わせて１６人しかいませんでした。５年生がケンカとかをしていると６年生が仲直りさせてくれたり、普段は６年生と一緒に遊ぶことはあまりないけど、雑賀崎小学校では６年生とも仲良くできて嬉しかったです。全校生徒が３０人なので、全校生徒でドッチボールをしたことがとても楽しかったです。

雑賀崎小学校に行って、新しい友達が増えたことが嬉しかったです。最終日は、雑賀崎小学校のみんながお別れ会をしてくれました。僕が野球をしているので、みんなで野球をしました。和歌山市を出発するときは、とても寂しかったけど、ゲームのIDを交換したので、東京に戻ってからも一緒に遊べると思いました。

東京は「何もない」

１週間ぶりに東京に戻って感じたことは、「何もないなぁ」って思いました。僕の住んでいる場所は、海や山は全然ないし、ビルやマンションしかありません。テレビで和歌山の紹介や海の風景が流れると、和歌山市に行きたいなって思います。

雑賀崎小学校に行って自信がついたことがあります。
１つ目は、勉強です。東京の小学校では中学校受験をする友達が多いので、僕はあまり勉強が得意な方ではなかったけど、雑賀崎小学校では学校の勉強が全部わかりました。小学校の人数も少ないので、先生が丁寧にわからないところも教えてくれました。

２つ目は、友達をつくることです。行く前は関西弁が少し怖かったけど、行ったことがない地域の同級生と友達をつくれて自信になりました。

また、雑賀崎小学校に行きたいです。でも、久しぶりに雑賀崎小学校の友達に会ったら、少し恥ずかしい気持ちになると思います。もう1回和歌山市に行ったら、今回できなかった釣りもしてみたいです。

雑賀崎小学校のみんなへのメッセージ

雑賀崎小学校の友達とまた会いたいです。卒業するまでにまた雑賀崎小学校に行きます。みんなでまたドッチボールしようね。